前日から新潟は大雨警報が出てて、開催できるのか心配したけど、苗場は例年通りの雨という感じだった。
12:30〜 THE VACCINES(GREEN STAGE)
イギリスから出てきた新人バンド。
とりあえず、チラっと観てみる。
もうちょっとセレブっぽい外見なのかと勝手にイメージしてたけど、
どちらかというとその逆の印象だった。
アンセミックな曲をいくつも演奏してたから若い人たちは前の方で盛り上がってた。
10代〜20代前半の頃だったら好きになってたかもしれない。
ソウル・フラワー・ユニオン(WHITE STAGE)
フジではおなじみのソウル・フラワー・ユニオン。
言わずもがな、阪神大震災のときに、ソウル・フラワー・モノノケ・サミット名義で「出前慰問ライブ活動」を行い、独自でソウルフラワー震災基金を立ち上げたバンド。
今回の東日本大震災でもソウルフラワー震災基金での支援活動や、被災地出前ライブを行ってるソウルフラワーの今年のフジのステージは、ハイライトの一つだったと思う。
ソウルフラワーのライブは楽しい。
私は彼らのライブをフジロックでしか観たことがないから、その他の場所でのライブがどんな雰囲気なのかはわからないけど、フジロックのソウルフラワーのライブの楽しさはちょっと別格。
これは2009年のフジでの様子だけど、今年もこんな感じ。
『満月の夕』は、95年の阪神大震災発生後の95年の2月に、神戸と大阪を往復する中で作られた曲。今年はこれまでとは違う気持ちで観客はそれぞれこの曲を聴いていたと思う。
ラストは『うたは自由をめざす!』で、中川さんは「東北からうたは自由を目指す 三陸からうたは自由を目指す 福島からうたは自由を目指す」と歌った。
そして、最後は「苗場からうたは自由を目指す」と歌い、お客さんの大合唱はライブが終わってメンバーがステージから去った後も止むことなく、ホワイトステージの空間に響いてた。
初日金曜日の前半で、早くも今年のフジに参加した甲斐があったなと思った。
13:55〜 The Pains Of Being Pure At Heart(RED MARQUEE)
この日一番楽しみにしてるステージだったものの、ソウルフラワーが良すぎてのんびり移動してたら、既に開始時間を回ってしまってた。
RED MARQUEEは満杯で中に入るのも一苦労。
2ndアルバムからの楽曲を中心に演奏した前半。
1stと2ndの音作りがそもそも大きく変わってるからということもあるけれど、以前に観たライブよりもバンド全体が出す音がタフになってしっかりしたなという印象だった。
間奏や曲のラストで聴かせるの轟音ギターが特に素晴らしく、彼らの魅力がそこに凝縮されてた。
個人的に2ndアルバムの中で一番聴きたかった「Even In Dreams」も演奏してくれた。
(PVないんで、誰かがアップロードした音源だけど)
音に関しては2ndでぐっとインディーっぽさが抜けて、メジャーアーティストの仲間入りを果たした彼らだけど、バンドの佇まいとしてのインディーっぽさはいつまでも変わらないで欲しい。
1stの曲は後半からラストにかけて演奏したけれど、ライブでは1stの曲の方が人気があるようだった。
お客さんの思い入れも強いしね。
単独公演が楽しみで仕方ない。
こんなに好きな音を出すバンドになかなか出会えるものじゃない。
(続く)
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