お誕生日のお祝いに、従姉のお姉さんに六本木にあるイタリアンのオステリアに連れて行ってもらいました。
トスカーナワインとトスカーナ郷土料理のオステリア
OSTERIA GATTO NERO
http://r.tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13047225/
普段、あまり高級なお店に行かない私は六本木のイタリアンと聞くだけで、とても高級なイメージをしてしまうけど、こちらのお店はお姉さんいわく「そんなに高くなくて、味は保証します」とのことなので、連れて行ってもらいました。
店名のGATTO NEROは「黒猫」という意味で、店内には黒猫がモチーフのフォーク置きがあったり、気取らず、温かいアットホームな雰囲気のお店です。
飲み物(コース別)は白のワインで好みのテイストを伝えると、お店の方が選んでくださいました。
こちらのお店はワインの品揃えも相当ありそう。
私は軽いテイストのワインを、お姉さんのワインは「塩コショウの風味」という説明のワインを。
あまりワインを飲まない私でも、とても飲みやすく好みにぴったり。お姉さんのワインも味見させてもらったけど、確かに「塩コショウ」を感じられました。
まず、パンが運ばれてきます。
こちらはいちじくの入ったパンとライ麦のパンが。
どちらもハードめ。
そして、さつまいものスープ。
季節感があってあったかい気分になります。
次に、8種類ほどがのった前菜(タイのカルパッチョ、自家製マリネ、トスカーナ地方の郷土料理(ラタトゥイユ風)、トスカーナ・ハムのプロシュットとチーズ等)。
見た目にも華やかで、一品一品心のこもったお料理でしたが、特にプロシュットとモッツァレラチーズが絶品でした。こんなおいしいチーズは食べたことないというぐらい。
お魚料理(駿河湾で取れたお魚のトマト煮込み)とお肉料理(炭火焼)ももちろんおいしい。
どちらも素材にかなりこだわりを感じられました。
しかし、私は自家製手打ちの平打ちパスタ(フィットチーネ)が一番気に入りました。
イノシシ肉のソースは濃厚でしっかりとパスタに味がからんでいて、量は少量ですがかなり食べ応えもあります。
その後にリゾット。
こちらも少量ながら、お味はしっかりしていて美味しく、かなりおなかいっぱいです。
ラストは誕生日ということで、大きなプレートにティラミス等ケーキ2種とアーモンド風のアイス、そしてチョコレートで書かれたメッセージと、黒猫の足あとが。ロウソクもつけていただきました。
店内にいらっしゃった他のお客様からも拍手をいただき、恥ずかしかったですが、とても幸せでした。
デザートもまた絶品でした。
運ばれてきたカフェラテには、猫がカフェラテ・アートで描かれていて、これがまた本当にかわいい。
最後にお土産で白トリュフを頂きました。
お店の方は、一品一品とても丁寧にお料理の説明をして下さるし、帰りもお店の外まで出てきてお見送りして下さいました。また、コース料理はかなり量があるので、「量を少し減らしましょうか」と気遣って下さいます。
場所は六本木ヒルズのすぐ裏。立地とお値段とお味を考えると、知っているとかなり使えるお店だと思います。
店内は20席ほどのこじんまりとしたお店だけど、店内はいっぱいでした。女性のお客さんが多かったです。
ちなみに、隣の席に座ってられた方は娘さんとお母さんで、二人とも11月がお誕生日で食べに来られたそう。
大切な人の記念日に訪れたくなる素敵なお店です。
このお店を選んで下さったお姉さんのおかげで、とても幸せな誕生日の思い出になりました。
オススメです。
(豆知識)
トスカーナ料理と言われても私は何が特徴なのかよくわからないので、調べてみました。
・メディチ家を中心に花咲いた貴族の食文化と貧しい農民の食生活が融合した料理。
・素材のおいしさを味わう素朴な料理。塩・コショウとオリーブオイルが味付けの基本。トスカーナは収穫されるオリーブの品質が平均して高い。素材の良さが命。
・塩気がなく、ハードで噛み応えのあるトスカーナパンが名脇役。しっかりとした味のトスカーナ料理を引き立てる。
・メインはお肉料理。イノシシやウサギのお肉もよく食べられる。
・豆料理が豊富。
他にも特徴はいろいろあるのでしょうけど、なんとなくイメージは掴めたように思います。
外国の料理を食べるにしても、もっと細かく地方の郷土料理を知って味わうことはとても趣きがあるし、その地方の文化なども知るとまるで海外旅行したかのような気分になれますね。
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