タワーレコードの日本上陸30周年記念を祝うイベントが1/9~11の3日間行われた。
9日と10日は代官山UNITにて"Love or Hate"Nightというタイトルが付けられたイベントがあり、ライヴ、DJ、落語等、様々なアーティストが3フロアでパフォーマンスを披露。
サントリーが協賛ということもあって、Club JAZZやファンク、スカ等、ちょっと大人な音楽が似合うイベントになった。
他に予定があったので、遅れて20時過ぎに会場へ。
●SOIL & “PIMP”SESSIONS
始まる頃にはお客さんはUNITの後方までぎーっしりで、身動きとれない状態に。
こんなに人気があるのか、と思ったものの、演奏が始まるとただただ圧倒される。
普段、ほとんどJAZZを聴かず、SOIL & “PIMP”SESSIONSについてもそれほど知らない状態で観たライブだったが、「なるほど」と唸らされるほど、彼らは華やかなエンターテイナー集団。
トランペットを吹く姿は凄まじく、「人間業」を超えてる、と思った。
そんな肺活量は練習で鍛えられるものなんだろうか。
こういう言い方はあまりすべきではないかもしれないけど、「男性ならでは」のパフォーマンス。
「爆音」JAZZ。
そのトランペットとサックスが両サイドに並ぶ姿が本当に「絵になる」。
ハットを斜めにかぶった姿も文句なしにオシャレ。
この辺りは、ロックのライヴにはない魅力だな、としみじみ思った。
ドラムも凄まじく、演奏力は確かで、その本気さに胸を打たれた。
海外の有名なJAZZフェスティバルにも出演しているそうで、世界レベルのバンドというのも、そのステージを観て納得。
おもしろいのが、「社長」というセンターにいるおっきい人は楽器何もしてない。
「アジテーター」と紹介されてるが、いわゆる盛り上げ役。
でも、この人の掛け声や振る舞いひとつで、会場が大きく盛り上がるのだから、重要な役割である。
JAZZのライヴってムーディーなイメージだけれど、このSOIL & “PIMP”SESSIONSのライヴはエネルギーが爆発してて、若い人が観たいと思うのは断然こういったライヴだろう。
お客さんも完全燃焼。
普段JAZZ聴かない人をも瞬時に引き込む圧倒的な演奏で、最初から最後まで楽しませてくれる。
いつもと違うジャンルのライブも観るといいです。
●The Ska Flames
名前は知っていたものの、音楽はほとんど聴いたことなかったThe Ska Flames。
1985年に結成された大御所スカバンド。
スカといっても、この日に演奏した曲は、2トーンのようなものではなく、ゆる~い音楽、ジャマイカの空気をそのまま運んできたかのような「オーセンティック」なものだった。
これが20年以上のキャリアを持つバンドの懐の深さなんだろうな~と、ゆる~い音楽に揺られながらそう感じた。
メンバーの方々はタワレコが渋谷にできた頃から知っているそうで、「当時は~」なんてMCもあって終始和やかなMC。
2009年に10年ぶりにオリジナル・アルバムをリリースしたそうで、10年ぶりって凄い。
10年出してなくても、活動を続けられるのも凄い。
ゆる~い音楽を聴いていると、夏が恋しくなりました。
普段、スカとか、ゆる~い音楽あんまり聴かない私ですが、たまにはこういう音楽に身を委ねて、何にも考えないっていうのも最高の贅沢だと思った。
そういう幸せがあるって教えてもらいました。
この日も他には、OSAKA MONAURAILや武藤昭平withウエノコウジ、月亭方正(山崎邦正)の落語、須永辰緒のDJなど、盛りだくさんの内容。
いいイベントでした。
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