2010/01/16

TOWER RECORDS 30周年記念イベント“Love or Hate”Night 2009/1/10 @代官山UNIT

TOWER RECORDS 30周年記念イベント“Love or Hate”Nightの2日目。

この日も用事があり、遅れて行くことに。

会場に着いて、B3FのSALOONで行われているクボタタケシのDJを観ることにする。
すいません、クボタタケシって名前なんとなく知ってる程度で、どんな人か知りませんでした。
後で調べたら「伝説のラップグループ:キミドリのメンバー」とある。

キミドリ/オ・ワ・ラ・ナ・イ


しかも、やけのはらとも交流ある人なんですね。



この日のイベントの雰囲気に合わせて、この日はスカ中心の選曲でした。
ほとんど私が聴かないジャンルの選曲で、わかる曲はほとんどなかったけど、この曲をこうやってかけるんや~と、「プロのDJはこういうもの」というのを肌で感じた。
曲の繋ぎ方一つで、空気をがらっと変える。
そこにはハッピーな空間が出来上がっていた。
いろんなDJを観るのはすごく刺激的。


クボタさんのDJはそこそこにして、今日のお目当てMiceteethを観るために移動。

B2フロアに入ったら、開演前なのにすでにもうお客さんいっぱいで後方まで埋まっていた。
なので、後ろのモニターで楽しむことにする。

Miceteethは「一夜限りの再結成」。
赤ちゃんを抱いた若いお母さん同士が大阪弁で興奮気味に話していたり、本当にこの日のライヴを待っていた人がこの場に集まってるんやなと感じた。

そしてメンバーが登場し、ライヴが始まる。

Miceteethのライブを観るのは初めて。

本当に素晴らしい、素晴らしいライヴでした。

「春」「夜明け」「水辺」「明かり」「消えて浮かんで」「風」「花模様」。
日本語をこれほどきれいに歌うバンドだと、この日まで知らなかった。
次松さんの艶っぽい歌声で歌われる歌詞は、この上なく情緒深くて鮮やか。
何でもない日常の風景も、次松さんの歌声にかかると愛しく見えてくる。


名曲すぎるでしょう
『夜明けの小舟』


『ネモ』


『霧の中』の「いいわ」「いやだわ」といった女性的な歌詞がこれまた艶がある。
男の人が歌った曲でこれほど胸にくる歌詞はそうそうないです。
女の人にぜひ聴いてほしい!

『霧の中』


かわいい曲。『ゴメンネベティ』


『レモンの花が咲いていた』



The Miceteethが女性に熱狂的な支持がある理由がよくわかった。

この日は私は珍しくウイスキーをちびちびと飲んでいたのもあって、ふわっふわしていました。
Miceteethの音楽とウイスキー。
最高に幸せになる組み合わせ。

MCでは「バンドのメンバーの結婚式が最後のライブとなっていたので、こうしてちゃんと解散ライヴができて良かった。」と言っていた。
また、次松さんはしきりに「最中と彼方」という言葉をこの日繰り返していた。
2009年の4月に解散を発表。
「最中」にいるときにはわからなかったが、「彼方」にきて初めて、いろんな人が支えてくれていたことに気付き、感謝の気持ちでいっぱいだと。
本当に愛されていたバンドだったんだろうな。

次松さんという人そのものの魅力が歌にそのまま滲み出ていると思った。
独特の「間」を持った人。
私が大阪出身だということもあるんだろうけど、この人は話すだけでも人をほっとさせる魔法のようなものを持っている。

bounceにも連載されていたけれど、この人が書いた本があったら読んでみたい。
bounceの連載はネットでも読めるみたい。


次松さんはソロや「箱」という名義で活動中。

アンコール・ラストはこの曲でした。
『Rainbow Town』


こんなに素晴らしいバンドが解散なのは本当に残念だけれど、メンバーはそれぞれで活動していくのでしょう。
この日、あの空間にいられたことは本当に幸せだった。

ちょっと遅かったけど、この日からThe Miceteethにすっかりハマってしまった。



<セット・リスト>
・Tommor more than words
・Sleep on Steps
・夜明けの小舟
・ネモ
・サルビア
・霧の中
・ゴメンネベティ
・レモンの花が咲いていた
・Sky Ball
・春のあぶく
-アンコール-
・トルキッシュコルト
・Rainbow Town

(BARKSのサイトより転載)

0 件のコメント:

コメントを投稿